記事

部下をもったら覚えておくべき10のルール

初めて部下をもつと、プレーヤーだった時のように自由がきかず、戸惑いや悩みを抱える人も多いです。

「多種多様な性格の部下をどのようにまとめたらいいのか」

どんな有能なマネージャーでも日々葛藤しながら人材育成に力を注いでいます。

そこで、部下をもったら覚えておくべき10のルールをまとめました。
今回は特に「初めて部下をもつ人」向けのルールになります。

1、部下をコントロールしようとしない

部下をもつ一番の悩みは「部下が思うように動かない」というジレンマに悩まされることではないでしょか。

「自分だったらこうするのに・・・」
と部下のやることの一挙手一投足が気になってくる時期が必ずあります。

 

しかし、この時部下をコントロールしようとしてはいけません
部下をコントロールすることは「その時の仕事はうまくいく」だけで、デメリットの方が大きいのです。

 

マネージャーの仕事で重要な要素は「人材育成」です。
部下をコントロールしてしまうと、部下が自分で考え行動することができなくなり、人材育成という重要な仕事を放棄していることになってしまいます。

部下のやり方を尊重しつつ、どうすれば結果を出す仕事ができるのか一緒に考え行動することが重要です。

 

2、飲みにケーションを強要しない

これは30代後半以上のマネージャーに多いのですが、仕事終わりにお酒を飲みながら部下と打ち解ける時間をもつ、“飲みにケーション”を頻繁に行う人がいます。
※飲みにケーション=飲み+コミュニケーション

しかしながら、悲しいことに今の20代の若者には飲みにケーションは通用しないと言われています。

 

今の20代はお酒離れが進んでいることの他、仕事が終わってまで上司と仕事の話をしたくない、自分の趣味や好きなことをする時間を持ちたいと考えています。
また、仕事に対する情熱も上司とかけ離れていることが多いので、飲みにケーションに対するコストパフォーマンスはあまりいいものではありません。

 

「飲みに連れてってやってるのに、部下が自分になつかない」
というのは、自分勝手な願望です。

コミュニケーションはできるだけ仕事の時間内に行うことが鉄則です。

3、全ての部下に完璧を求めない

チームには多種多様な部下がいます。
その全ての部下に完璧を求めてはいけません。

1人1人に得手不得手があることを認識しておきましょう。

 

例えば、チームは戦隊モノの5レンジャーのようなものです。
情熱的で営業が得意なレッド、冷静な分析力を持つブルー、共感力が高くチームのムードメーカーのイエローなど、それぞれに良さがあります。
チーム全員がレッドである必要はなく、それぞれにカラーがあるからこそどんな敵にも負けないチームになるのです。

マネージャーは戦隊モノの最高指揮官であるとイメージしましょう。

4、強みを見る

強みにフォーカスしてマネジメントするのと、弱みにフォーカスしてマネジメントするのとでは、圧倒的に前者の場合が結果をだすことが実証されています。
学術的にはその差6倍といわれています。

それほどまでに強みに注目することはインパクトが大きく、部下のやる気に繋がります

 

強みについては「自分の強みは変えられる。なりたい自分になるためにできる才能の見つけ方」の記事でまとめていますが、部下それぞれの才能を把握し、才能に沿った仕事を任せることで、部下1人1人の能力を伸ばすことができます。

 

強みにフォーカスすることは、仕事を円滑にするだけでなく、人材育成にもつながり、まさに一石二鳥です。

5、弱みを指摘しない

「あなたはここができていないから改善したほうがいい」とつい弱みを指摘しがちですが、弱みを指摘することはおすすめしません。

 

弱みを指摘された部下は、仕事へのエンゲージ(熱意や貢献度)が低くなる割合が圧倒的に高いからです。

先述した通り、できないことよりも、その部下ができることや得意なことに着目して仕事を任せることのほうが、圧倒的にいい結果を生みだすことができます。

 

6、話を聞く

yahoo!で実践されている1on1ミーティングをご存知でしょうか。

その名の通り、部下と上司が1対1で話し合う場を設けることです。

「日々忙しい中でそんな時間を設けることは難しい!」と思う人も多いとは思いますが、ここで思い出してほしいマネージャーのミッションとして「人材育成」があります。

つい成果を出すことに注力しがちですが、マネージャーの仕事で大切な「人材育成」をするために、部下が今どうゆうことで悩んでいるのか、何かできていないのかを知ること、また部下の得意なこと、苦手なことをしること、行動パターンや思考を知ることはとても重要です。

 

最低1か月に1度、30分の面談時間を作ることは欠かさず行いましょう。

7、自らが先陣を切らない

「自分がやったほうが早いから」
「この顧客対応は他には任せられないから」

といつまでも自らが先陣をきって行動するマネージャーも多いです。

 

「俺の背中についてこい!」と頼もしい姿を見せているつもりが、実は部下からこんなことを思われているかもしれません。

 

「あの上司は私たちを信用して仕事を任せてくれない」

 

信用されていないと感じた部下は、仕事のエンゲージが低くなり、最終的には仕事を辞めてしまうことになりかねません。

マネージャーになったからには、仕事の効率を考えることも重要ですが、人材育成という観点から仕事はできるだけ「部下に任せる」ようにしましょう。

8、ピンチの時こそ動く

マネージャーが迅速に動かなければならないの代表例は「ピンチの時」です。

 

部下が失敗したときは真っ先に動ける準備をしておきましょう。

その為にも日ごろから部下の話をよく聞き、プロジェクトの進行具合の確認や、今後起こりうる事態を予測し準備しておくこともマネージャーの腕の見せ所です。

 

9、指図しない

マネージャーは部下に様々な指示を出しますが、指図してはいけません。
この意味をはき違えると大変です。

 

指示とは「何をやるべきなのか」と目的や目標を提示することであって、やり方を強制したり、命令したりすることではありません。
指図は強制力が強いため、後者の印象を与えかねません。

 

重ね重ね言いますが、弱みを指摘したり、仕事の仕方を強要することは、部下のエンゲージを低下させるだけです。
部下と話す機会を積極的に設け、目的意識を共有するようにしましょう。

10、チーム成功のための黒子だと心得る

マネージャーは自分が成果を上げることが目的ではありません。
チームを成功に導く、部下の成長を支援することが目的です。

 

そのため、自分はチーム成功のための黒子だと心え、部下の仕事に献身的にサポートする姿勢が重要です。

 

優秀なプレーヤーがマネージャーになると、プレーヤー気質が抜けず、つい自分が目立とうとしたり、成果を出すことに固執してしまいがちなのです。
マネージャーになったからには、マネジメントの目的を理解し、黒子に徹する訓練をしましょう。

 

 

いかがでしたでしょうか。
初めて部下をもって不安な気持ちが少しは楽になりましたか?

マネジメントはプレーヤーとは別の苦労も多いですが、人を成長させるというやりがいがあります。

まずは基本的な部下をもったら覚えておくべき10のルールを厳守しつつ、自分なりのマネジメントの仕方を見つけていってください。

また、マネジメントに自信が持てない、もっと成長したいと思ったら、是非コーチングを受けることをおすすめします。
コーチングはクライアントとの双方向の対話を通して、目標達成を支援するもので、コーチングの技法は自分自身の問題解決だけでなく、そのまま自分の部下のマネジメントにも生かすことのできる技術でもあります。
さらなる成長をお考えの方はコーチングの技法も是非取り入れてみてください。

Share: